『演劇ドラフトグランプリ2023』


なんと日本武道館で演劇鑑賞ですよ。
南側1階C列(とても見やすかった)



「演劇ドラフトグランプリ」は昨年から始まったらしい。(違っていたらごめんなさい)
お兄様こと七海ひろきさんが座長のひとりとして参加することになり観劇予定に組み込みました。
日本武道館に初お目見えするのを見逃すなんて、あり得ませんわ。

5人の座長と5人の演出家が事前に発表され、その組み合わせがまず決まります。
次に演目のテーマを抽選で決定します。
座長     演出     テーマ
荒牧慶彦  -川尻恵太   アイドル
高野 洸  -松崎史也   天気
染谷俊之  -中屋敷法仁  宝箱
七海ひろき -三浦香    待ち合わせ
玉城裕規  -私オム    初恋
(敬称略)

その後、プロ野球のドラフト会議形式で座長が4名の出演者を選びます。希望俳優が競合したときは抽選です。(まさしくドラフト会議なんです)
指名されることを待っている20名の役者さんたちは座長の指名と抽選を繰り返しながら5組に分かれていきます。

演出家さんは脚本も兼ねており、自分が担当する劇団(劇団名も後に命名します)員の顔ぶれを見て、テーマに沿ったオリジナル作品を作り上げていきます。

5組のテーマが決まったあと、自分ならこのテーマだとこんな風に話しを作るかな~なんて妄想したわけですよ。
でもね、どの作品も妄想の斜め上をいっちゃう内容で、わたしの発想って所詮凡人なんだな~と思いましたさ。

ドラフト会議は生配信を観たのですが、七海さんが高木さんか唐橋さんを選んでくれるといいな~と思っていたら、唐橋さんを見事ゲットしてくれました。参加する役者さんの年齢層は20代~40代、ひとりはベテラン組を欲しいよね~と勝手に思っておりました。

さて当日
1回きりの公演ですからね。しっかり観なくては。
17時開演なので、仕事は午後休暇をとり、自宅に余分な荷物を置いて、いざ出陣!!
武道館前に設置されたグッズ売り場でパンフレットと七海さんのブロマイドを購入してから中へ。

舞台はアリーナ中央に設置され(日の丸の下)360度から観られるようになっています。
なのでどこが正面とかはないのですが、わたしは審査席の斜め上なので、マイクスタンドを使う場面では正面にあたりました。

舞台ナビゲーターに鈴木拡樹さん
総合司会は山寺宏一さん

そしてなんと国歌斉唱(まさか有るとは)は中川晃教さん
中川さんは特別審査員でもありました。

その他審査員は大手出版社の少年誌(ジャンプとかサンデーとか)編集長4名、ステージナタリー編集長の5名

演じる順番は抽選で数日前に決定
高野 洸、染谷俊之、七海ひろき、荒牧慶彦、玉城裕規の順

上演時間は15分~20分
衣装チェンジなし
大道具なし
演者が持ち運べるもののみ可能

先に残念だったことを挙げると、武道館は武道場なので音響なんてそもそも考えて造っていません。なので音響に関してはイマイチです。(これはもう周知の事実)その割りを喰ってしまったのは一番目の高野さんグループだと思う。開始早々の姉弟げんかでは音が割れてしまい何を言っているか聞き取れなかった。もしかしたら席の場所によってなのかもしれませんが、少なくともわたしの席ではダメでした。

また他のグループでもありましたが、音が二重に聞こえてしまう。
TOKIOのライブではそういうことはなかったので、ステージ後ろに布を垂らして客席をつぶすのって大事なことなのかもしれない。

さて、良かったこと
①進行がスムースで、客席がアリーナを含め9割方埋まっていたこと
配信も含めるとかなりな集客が出来た。
これだけの箱を埋められる集客能力はたいしたもので、演劇好きとしては嬉しい限りです。
②5組5色の演劇を観ることが出来た。見事に毛色が違っていた。相談しないでこれって凄い。

グランプリを決めるのは審査員の持ち点+観客、配信観覧者の投票
見事グランプリに輝いたのは、玉城裕規さんのチーム
最も演劇らしい仕上がり作品がガチバトルに勝利しました。

作品中の萩野崇さんが最後に言ったセリフがとても良くて、この役者さんはどれほどのポテンシャルを秘めた方なんだろうかと
玉城さんのチームが最後だったので、最後の最後に萩野さんがかっ攫っていったよでした。

来年も開催してくれたら七海さんにはまた座長をして欲しいな。
審査席に向かってウインクとか七海さんならでは、登場直後のイケメン歌手ぶり(一発屋なんだけど)もキャウキャウさせてくれた。
アーティスティックスイミングの振り付けもかっこいいし笑わせてくれるし、ほんと楽しかった。

どの作品に投票したかは秘密ですが、話しとして一番好きなのは染谷さんチームの作品でした。