ミュージカル『ファントム』

東京国際フォーラム城田優演出のファントムを観劇
1階見切れ席でも良いとギリギリでチケットを取りました。


席は上手の前方、セットでやや隠れる部分はあるもののほぼ気になりません。なによりこの席で良かった~~真彩希帆ちゃんが目の前を通過した~~

我らが歌姫は健在でした。

ファントムと言えば、「ぼくの嘆きを聞いてくれ」が一番好きなのですが、これは宝塚オリジナルなので割愛されています。
他は同じ
聴き慣れた曲ですが、歌詞が少し異なるのでとても新鮮でした。

セットは中央の使い方が良かったな。
パリを代表するエッフェル塔になったり、荘厳なオペラ座になったり、はたまた陰鬱なエリックの住処になったり
オケは舞台中央から上手に向かい2階部分辺りにセッティング
途中までは姿が見えず、録音にしては響きがクリアだなと思ったら生オケでした。

希帆ちゃんがクリスティーヌを演じるのは2度目、観るのも2度目
望海風斗さんのエリックと城田さんのエリックはかなり違うので、希帆ちゃんのクリスティーヌも記憶の中とは少し違って見えた。話しが進むにつれて聖母的に変化していたように見えたのです。

城田さんのエリックは係わる人が限定的で閉ざされた世界の中で生きてきたから、良く言えば純粋だけど社会性がない。世間に放り出されたら生きてはいけないタイプであることが強調されていたと思う。

宝塚版エリックはクリスティーヌがひとりの男性として愛せる許容範囲内での危うさであり、そこが城田さんのエリックとの大きな違いだと思います。
少なくとも私が観たときのクリスティーヌは城田エリックを包み込むように愛していたと思う。

そうそうカルロッタを殺すシーンは宝塚版より残酷でしたね。エリックの狂気を見た気がしました。
そしてファントムと言えば、キャリエールとの親子の名乗りシーンですよ。
お約束の泣かされるシーン。
え~え~泣きましたよ。
わかっているのに泣きますよ。
ほっぺに川が出来ました。

観て良かった~~
ホント観て良かった

楽日は配信があるそうです。是非見てください。希帆ちゃんのクリスティーヌを観ないと絶対損します。